AndroidアプリをWindows上で動かせるBlueStacksが$6.4Mを調達–すでに100か国でダウンロードさる
AndroidアプリをWindows上(PC、タブレット、ラップトップ)で動かせるソフトを提供しているBlueStacksが今朝(米国時間10/20)、シリーズBで$6.4M(640万ドル)の資金を調達したことを発表した。このラウンドを仕切ったのはAMDとCitrix Systems、さらにこれまでの投資家であるAndreessen Horowitz、Ignition Ventures、Radar Partners、Redpoint Venturesなども参加した。BlueStacksは5月に、シリーズAで$7.6M(760万ドル)を調達している。
この新資金は、同社のアプリプレーヤー(現在はアルファ)と“Cloud Connect Service”の開発を促進するために使われる。これらにより、無料でダウンロードしたソフトがWindows機の上でワンクリックでAndroidアプリにアクセスでき、それらをフルスクリーン表示で動かすことができる。
最近公開アルファでリリースされたBlueStacksのアプリプレーヤーは”App Player for Windows”と呼ばれ、すでに本誌も先週取り上げたが、今では100か国以上でダウンロードされ、この冬にはベータのリリースが予定されている。また、Fruit NinjaやCut The Ropeなどの有料アプリにアクセスできる”Pro”バージョンも、並行してリリースされる。
BlueStacksの技術は、AMDのAPUを搭載したタブレットやPCにも対応している(だから今回はAMDも投資に参加)。今では多くのx86系システムにそのAPUが搭載されて、WindowsやMicrosoft Officeのパフォーマンスアップに寄与しているが、Androidのアプリも、そのパワーとグラフィクス性能を利用できることになる。
同社はその技術が、企業の次世代ITのアーキテクチャになること、すなわち、モバイルアプリをどこででも動かせて、ユーザがどこからでも、どんなデバイス上でも、仕事やプレイができる状態になることを、期待している。同社の“Cloud Connect Service”には今、25万あまりのAndroidアプリがあり、アルファの今は、デモ用体験用に30あまりが提供されている。それはすでに、WindowsとAndroidの両方にとって、大きな前進だ。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))