Apple、やっとiPhone用Micro USBアダプタをリリース(ないよりはマシ?)
おっと、携帯のバッテリーがなくなりかけている? なに、最近の携帯だったらmicro USBケーブルさえあれば簡単に充電できる。
ただし、それがiPhoneだったら残念。例の白くて四角い30ピンのアダプタを探し回らねばならない。なるほどこのアダプタも大いに普及しているものの、microUSBとは比べものにならないし、それほど多機能でもない。
2009年にAppleはEUの規制当局に対してmicro USBのサポートを約束した。しかしサポートといってもどの程度なのか? 従来のドックコネクターを廃止するのか? もちろん、そんなことはしない。iPhoneにmicroUSBポートを追加するのか? おそらくそれもしないだろう。 ドックコネクター/micro USB変換アダプタを作って終わり? われわれは多分そうだろうと予想した。大当たり!
現在、Appleのヨーロッパのストアでのみ(残念…)新しいドック・アダプタの販売が開始されている。価格は£8.00(950円)だ。Appleの他のアダプタが$20から$30もするのに比べれば安い。出荷は10月14日だという。iPhone 4Sの出荷開始日と同じということは、ヨーロッパの4Sにはこのアダプタが同梱されるのかもしれない。
初代モデルを除く他のiPhoneならこのアダプタは機能するという。
アダプタ発売で問題はすっかり解決、だろうか? うーむ、そうは言えない。そもそも microUSB ケーブルを使うためにアダプタを持って出るくらいなら始めから30ピン・ケーブルを持って出ればよいわけだ。しかしAppleがその美学を犠牲にしてiPhoneに新たなポートを設置するとは思えないから、当面これで我慢するしかないのだろう。
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(翻訳:滑川海彦 @namekawa01 Google+)