おくやみ:C言語の作者 デニス・リッチー博士
- 三十不归 - Engadget JapaneseC言語の開発者として知られる計算機科学者 Dennis Ritchie 氏が先週末に亡くなっていたことが分かりました. ベル研究所時代の同僚であり、現在は Google に勤務するエンジニア Rob Pike 氏によると、リッチー氏は長い闘病ののちニュージャージー州の自宅で亡くなったとのこと. 1941年生まれの70歳でした.
C言語の開発者として知られる計算機科学者 Dennis Ritchie 氏が先週末に亡くなっていたことが分かりました。ベル研究所時代の同僚であり、現在は Google に勤務するエンジニア Rob Pike 氏によると、リッチー氏は長い闘病ののちニュージャージー州の自宅で亡くなったとのこと。1941年生まれの70歳でした。
デニス・リッチー氏といえば、ベル研究所でケン・トンプソンとともにオペレーティングシステム UNIXを開発し、またUNIXを記述する言語としてC言語を開発した人物。それぞれの派生OSや言語も含めて、現代のコンピューティングに極めて大きな影響を与えています。
1978年にブライアン・カーニハンと共著した The C Programming Language (略称K&R、邦訳『プログラミング言語C』) は、長らくC言語の正典かつ教科書として用いられていました。またオペレーティングシステム理論やUNIX、C言語開発の業績を称え、1983年にはコンピューターサイエンス分野の最高栄誉であるチューリング賞を、最近では2011年に日本国際賞をいずれもケン・トンプソンと共に受賞しています。教科書上の名前というだけでなく、現在もほとんどあらゆるところで使われているCの作者として、現代のコンピューティングのありかたを決定した偉大なエンジニアでした。謹んでお悔やみ申し上げます。
おくやみ:C言語の作者 デニス・リッチー博士 originally appeared on Engadget Japanese on Thu, 13 Oct 2011 11:49:00 EDT. Please see our terms for use of feeds.
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