Twitterにグループチャット機能を加えたJoint
【抄訳】
約1か月前に、Tom Anderson(またの名Myspace Tom)が、彼が最近好きになったソーシャルネットワークGoogle+について書いた。その中で彼は、Twitterにいくつかアドバイスをしている。今のTwitterに満足している人は多いと思うが、Andersonは、ユーザ体験のクォリティを上げるためには、あといくつか、簡単な機能を増やせ、と言っている。とくに彼が強調するのは、Twitterに”ディスカッション”とかチャットの機能が加われば、Twitterにおけるソーシャルな体験がより充実するだろう、という点だ。それは、Tomのコンセプトでは、それ専用の入力ボックスにコメントを書けばフォロワー全員のストリームを洪水にすることなく、部分的な会話や議論を続けられる、というものだ。
そんなTomは、今日(米国時間8/26)ロンチしたJointに関心を持つかもしれない。MySpaceのファウンダ(Tom Anderson)のアイデアをそのまま実現したものではないが、Twitterのユーザが長年問題にしていたことに、挑戦しているのだ。つまりそれは、リアルタイムで非公開でじっくりと時間をかけた会話を(orも)したい、というニーズだ。そんなの、Twitterでしなくたっていいじゃない、Twitterはシンプルなままがいいよ/わ、という声ももちろんあるだろうが。
JointのファウンダEthan Gahngによれば(ぼくも賛成だが)、TwitterのUIは今のシンプルなのが、使い勝手からいってベスト。サードパーティやデベロッパたちが、ソーシャルなチャット機能を外付けするのは良くない。(ここ数年Twitter自身も、おおむねこの方針に沿っているようだ。)
Twitterの現状のシンプルさを損なわない、という課題にJointは、TwitterのハッシュタグをIRC(Internet Relay Chat)ふうのチャットルームにすることによって対応した。それは、Twitterからのリアルタイムのハッシュタグストリームに統合されている。下の画像を、見てほしい。この組み合わせによってユーザは、複数のソーシャルな対話に参加でき、その中で画面中心にはリアルタイムのグループチャット機能がある。そこが、右のサイドバーのライブのハッシュタグフィードで満たされる。
ユーザはハッシュタグをグループチャットに直接引き入れたり、ツイートを書いた人をそのチャットルームからグループチャットに招待したり、あるいは今行われているチャットのツイートストリームの流れを単純に楽しんだりできる。HootsuiteやTweetdeckなどのサードパーティアプリもハッシュタグを追尾できるが、ツイートする誰かを”外”からウォッチできたり、彼らをすぐにチャットに入れ込んだりできることは、Jointにしかない大きな違いだ。
これまで、わずかな”@ replies”を超えるような会話をTwitterでしたければ、DMを使うか、または別のサービスを使うしかなかった。Jointではユーザが容易にグループチャットに参加でき、気になるハッシュタグを議論できる。たとえば最近の”#irene”(台風…ハリケーン…アイリーン)は、ハリケーンアイリーンの東海岸接近とともに、多く使われるハッシュタグになっている。Jointを使うと、人びとが容易に集まって、ハリケーン、抗議活動、そのほかのイベントなど、現在進行中の状況を、どこにいても議論できる。
【中略】
〔以下、Jointの各種機能の詳細説明…長い!〕
Jointとそのチームは、いかなる点でもTwitterと無関係だが、でもそのうち、TwitterのほうからJointのドアをノックしたとしても、意外ではないよね。
詳しくは、Jointのホームページで。
[原文へ]
[jpTechCrunch最新記事サムネイル集]
[米TechCrunch最新記事サムネイル集]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))